トレッキングログ

難所ヶ滝巡行!2018年になってもう3回行ったからわかる見頃と見所満載ルート

昭和の森〜難所ヶ滝ルートに立て続けに行って、新しい道を開拓したくてウズウズしているれむ(@toko2lab)です。

過去記事でも言っていますが、宝満山は福岡都心からでも、気軽に電車などの公共交通機関を利用して行くことができる人気の山です。

正確には、今回の難所ヶ滝は宇美町側になり、河原谷(ゴウラタニ)トレッキングです。

ですが、山は繋がっている!!ということで、今回のルートは馴染みもある「竈門神社スタート→宝満山山頂→仏頂山山頂→難所ヶ滝」という縦走トレッキングに挑戦することとしました!!

トレッキングの日は早起きが基本!

トレッキングの日って、朝早いですよね。

実は僕、これまでの人生で冬って大ッ嫌いだったんです。

とにかく寒いし、遊ぶことないし、なんだか悶々と変なこと考えちゃうし・・・

『早く夏が来ないかなぁ・・・』と、ひたすら夏を待つ季節が“冬”だったんです。

でもでも!トレッキングは雪山が楽しい!そして、まだ暗い早朝に起きるのが気持ちいい!

ピンと張り詰めた冬の空気と、これから目指す山に胸を膨らませつつ、まずは、やよい軒の朝定食で腹ごしらえをしつつ、薬院駅から6:24発の電車で出発!

薬院駅発〜太宰府駅〜竈門神社

1月29日(月):今日はそんなに寒くない。

これまでは車で昭和の森ルートからのチャレンジでしたが、今回は電車で太宰府駅から縦走ルート。薬院駅からだと特急で30分もかからず到着できるので案外こっちの方がいいかも。

2018年に入って既に2回の難所ヶ滝見物を完了していますが、そもそも、氷瀑のベストなタイミングというものが未だにわからない・・・(笑)

コロンビアのスタッフの方が言うには、“1月末〜2月中旬の寒波続きの日”とのことなんですが、2度の寒波後でもなんだかイマイチな滝見物になってしまってる。

もちろん、氷瀑の具合がどうであれ、やっぱり最初に肉眼で見たときには感動モノなんですがね。人間ってどうしても慣れちゃって(良くないんだけど)もっともっと!ってなっちゃう。

この時期は、東京でも大雪で積雪しちゃうくらいの大寒波!

今回こそは!!!

と期待に胸膨らませて挑んだってことです。

太宰府駅到着

今回は大ちゃんとふたりでの挑戦。

もう7時前だってのに、空は真っ暗。

人も全然いなくて、ちらほら学生さんが通学してるくらい。(学生さん早いっすね;)

コンビニで水と食料を買って、トコトコ歩いて太宰府天満宮へ。

ここから竈門神社までが30分くらい。

宝満山が左手に見えてきて、山頂付近に雪が積もっているのを確認!こりゃ期待できるかも!!

竈門神社到着!

毎回ここでお参りをしてます。安全祈願と今後の仕事がうまくいきますように!

竈門神社から登山口までは、ものの5分。

麓はぜーんぜん寒くなかった。

それじゃあ、張りきってレッツGO!!!

[2018.01.29] 竈門神社側登山口〜行者径経由〜難所が滝 トレッキングログ

今回からYAMAPというトレッキングアプリを使ってます(^ ^)

さすが!山専門アプリ!精度がありとっても便利!

[2018.01.29] 竈門神社〜宝満山山頂〜難所ヶ滝ルート トレッキングログ
ログ地点ログ所要時間(合計時間)
太宰府駅7:00
竈門神社7:3535分(35分)
宝満山 山頂9:50135分(170分)
キャンプ場(休憩)10:0010分(180分)
縦走再開10:40[休憩30分](210分)
仏頂山 山頂10:5010分(220分)
難所ヶ滝11:3040分(260分)
難所ヶ滝〜復路出発11:50[見物20分](280分)
仏頂山 山頂12:3040分(320分)
キャンプ場(休憩)12:4010分(330分)
下山開始14:00[休憩75分](405分)
下山完了15:50110分(515分)

休憩も入れての合計時間が515分(約8時間30分)で、かなりゆっくり休憩を挟んだとは言いつつも、活動距離が8.7kmあり、プラス雪道で体力を奪われますから、これまでのトレッキングとは比べ物にならないほどキツかったです(^_^;)

ちなみにYAMAPによると、消費カロリーは3005kcal(たったそんだけ!?)

宝満山の行者径への入り方

竈門神社側からの登山口を進むと↑こんな感じの車道というか林道を進みます。

途中、左手に池のようなものがある正面ルートへの山道がありますが、それを無視してまだ林道を進みます。

↑すると、こんな感じでロープを張られた場所があります。ここが行者径への入り口です。

 

道自体は最初ガレ場が続く感じで「なーんだ、石段に比べたら楽なルートじゃないか!」程度に感じますが、そんなの最初だけです(笑)

行者径は最初の30分が楽!その後は突然の急勾配!!

急勾配って、写真ではなかなか伝えることができないんですが、行者径は最初は宝満山の山肌を沿うように歩きます。

その後、「鳥追峠」から一気に山頂へ向けて上がっていくようなルートですから、体力的に急にしんどくなってきます(笑)

見上げるような坂と、膝丈以上もある段差が何度も出てきますから、足への負担も大きいです。

正面ルートと比べると、登山者の方とのすれ違いもレア。

ですが、キチンと装備を固めたベテランの登山者の方にも会えますから、楽しいです。

急激に高度が上がるので(と言っても宝満山山頂で800m程度のものですが)15分前まで雪なんてなかったのに、気づいたら周りが真っ白になってました。

宝満山名物の中宮跡もこの通り。

ここからは一気に山頂を目指しましたが、気温もグッと下がり、岩場がところどころ凍っててツルツル。

アイゼン必須とまではいかないですが、用心して登る必要があります。

↓ここの岩場とかツルッツルでした(笑)

雪道は新雪だったので滑らなかったんだと思いますが、雪続きのシーズンや、登山者が多くて踏み固められる週末などは要注意です。

まあ、しかし、美しい景色です。

宝満山山頂も雪景色!

2017年1月に遊び感覚で登ったトレッキング体験からは想像もつかなかったことですが、こんなにも雪山が楽しいなんて思いもしませんでした。

いつもの風景が全然違って見えることが、こんなにも不思議で壮大な気持ちになるなんて・・・。

山頂の気温はマイナス5度。

普段マイナス体験なんてしない僕にとっては、もはや別世界。でも楽しい。

ええ雪だるま。目が赤い。

いよいよ縦走!キャンプ場〜仏頂山〜難所ヶ滝

宝満山山頂から一旦キャンプ場へ向かい、休憩を取ることに。

キャンプ場も真っ白!

そして、借り切り!!

たまらんっ!!!

とりあえずお湯を沸かして、カフェオレ飲んで30分ばかし休憩しました。さっむい中であったか〜い飲み物に救われる。

ここからは、一気に難所ヶ滝を目指します!

仏頂山山頂まではすぐ。

仏頂山から宇美町側に入ると雪が深くなり、一気に雪山らしい景色に!

美しすぎる!!!

ここらで安全のために軽アイゼンを装着。

難所ヶ滝までの道のりは完全に凍てついていました。河も凍ってたし。

仏頂山からの下り道。

ここまじで危ないっす。※アイゼン必須

いよいよお目当の難所ヶ滝!in 2018 1月下旬!

ここまで来ると、すれ違う登山家の方々も難所ヶ滝経由の人が多く『お疲れ様〜、滝は見事やったよ〜』と、期待を膨らませるお言葉を何度も浴びせられました(笑)

何度か雪道にルートを見失いましたが、なんとか復帰して、いよいよ難所ヶ滝!!!

どーんっっっ!!!

こんなのが見たかった!

圧倒的迫力!!

ガッチガチに凍ってて、表面にパウダーがかかってて、全体が青白く光ってる!

神々しいまでの存在感!

それでも、他の登山者の方曰く、10年ほど前はもっと凄かったそう。

『大雨の後に寒波が来ると毎年見に来てたのよ〜。その時は、氷瀑全体が渦巻いとって、もう!凄かったとよー?!!!』

と、興奮気味に教えていただきました。

やっぱり、水量と寒波のタイミングが大切なんですね。

だけど、今年はこれで大満足!

いきなり最高傑作が見れないのも、自然のことだから仕方がない。そして、それこそが自然と遊ぶことの醍醐味とも言えるのではないでしょうか。

もう、めっちゃすごい。

その一言。

なんかモコモコしてた。

こう、表面にパウダーがかかってるの、わかりますか??

これが光を反射して全体が神々しく光ってるんです。

短期間で凍ったからなのか、つららの表面もザクザクしてて力強い!

滝周りの足場って、なかなか写真で見たことないんですが、こんな感じです。

意外と狭くて、週末の込み合う時期なんかはすれ違うこともままならなくなります。

全体が傾斜になってるので、ほんと注意しないと危ないです。ツルツルに凍ってるしね。

ラストは難所ヶ滝と2ショットを納めて、帰路に着きました!

ほんと感動モノ!

ぜひ肉眼で確認していただきたい!

 

前回の難所ヶ滝(昭和の森ルート)の記事はこちら↓

[宇美町]河原谷の大つらら(通称:難所ヶ滝)に挑戦!軽アイゼン必須!前回の難所ヶ滝は1月3日。年明け早々に初挑戦を果たしました。 https://toko-lab.com/nanshoigataki...

はじめての難所ヶ滝トレッキング記事はこちら↓

はじめての難所が滝!昭和の森からのアクセス&ルートを完全レビュー宝満山・三郡山地帯に「難所ヶ滝」なる滝があり、その滝が1年のごくわずかな期間だけ氷瀑となり、登山家を楽しませてくれる。という話を聞きつけ...
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