トレッキングログ

福岡県背振山系「金山」レビュー|交通手段や駐車場・ルートなど

はじめてチャレンジする山は、やっぱりドキドキワクワクしますね!

今回は、福岡県の背振山系「金山」(カナヤマ)に挑戦して来ました!(2018年2月12日)

早朝5:30に起きて、やよい軒の納豆定食で腹ごしらえ。それから、7:16分発の始発バスに飛び乗りいざ金山へ!!

この日の福岡は大寒波!深夜に吹雪があり雪深く、平地でも路肩には雪が積もり、タイヤにチェーンを装備してる車もチラホラ。

こんな日の山はどうなってるのか、期待に胸が膨らむ!

金山ってどんな山?

福岡県/佐賀県に位置する背振山系の山で標高967m

登山人口もそこそこあるようですが、今回僕が行った雪山時期は少ないのかな?

『花乱の滝』と『坊主が滝』が人気スポット。

上の写真はバス停「早良平尾」から見た金山と脊振山。存在感がすごくて身震い。

 

ちょっとだけ動画を回していたので空気感が伝われば・・・↓

初挑戦!金山トレッキングログとルートマップ

この日のルートは前調べの段階で『花乱の滝』『坊主が滝』というふたつの見所がある情報を仕入れていたので、せっかくなら両方見れるルートを!と計画しました。

[2018.02.12] 背振山系 金山トレッキングログ
ログ地点ログ所要時間(合計時間)
水源池前バス停8:15
花乱の滝8:3530分(30分)
金山 山頂12:00205分(235分)
下山開始13:00休憩60分(295分)
千石の郷(温泉)16:05185分(480分)

合計時間は480分(8時間)と、かなり難航しました。

雪山でなければ6〜7時間程度の山でしょう。

山頂があんなに狭い空間だとは思いませんで・・・ブルブル震えながらの昼食でした(^_^;)

[2018.02.12] 金山登山 詳細情報
天気雪(大寒波)
活動距離7.5km
消費カロリー2787kcal
山の情報背振山系 金山
高低差723m
累計標高 登り/降り793m / 855m

渡辺通バス停〜花乱の滝最寄りバス停まで

花乱の滝側の登山口最寄りのバス停は「水源池前」

この日は月曜祝日だったので、2回の乗り換えが必要でした(^_^;)

中央区渡辺通からバスで金山登山口まで
バス停名料金時間
渡辺通一丁目十八銀行前
早良平尾520円46分 (31駅)
陽光台170円5分 (6駅)
水源池前210円8分 (6駅)
合計900円59分 (43駅)

始発が7:16発で到着したのは8:14。見事にオンタイムですね。

背振山系 金山の難易度

はじめての山って、一体どんなルートで、どのくらいの所要時間が必要で、傾斜はきついの?ゆるいの?と、謎だらけです。

みっちり下調べをしても良かったのですが、それじゃあ行ってからのお楽しみがなくなっちゃう!ってことで、ルートに関してはざっくり大まかに、あとは現地で探るという手法にしました。

結論から先に言いますが、金山のルート難易度は高いです!!

宝満山正面ルートを80点とした場合、90点くらいはあります。雪山だと危険度も加わってさらに95点!

登山者が少ないということもあり、雪道のルート目印が少ない!さらに花乱の滝〜山頂ルートの9合目から山頂にかけての急勾配!膝丈を超える積雪!

 

本気で死ぬかと思いました・・・(!!)

 

ああいう場面では、キッパリ下山の判断をすることも大切ですね。

ここから金山レビューいきます![往路編]

バスを何度も乗り継いでようやく到着した金山の麓は、一面の雪景色でした。

宝満山などでは山頂近くまで行かないと見れないレベルの白銀の世界。

この時点でワクワクと不安とが入り混じった複雑な感情が湧いてきました。

水源池前〜花乱の滝ルート

花乱の滝までは舗装された車道が続きます。

しかし、車道と言っても車通りもなく真っ白!

30分ほど歩けば花乱の滝の標識があります。

ここに2〜3台分の駐車スペースがありますから、普段なら車で観光に来れそうです。

ささ、いざ花乱の滝へ!!

素晴らしいでしょ!?

この日、この時間は人もいなく、人が来た形跡もない。

本当に神聖な空気に包まれていました。

花乱の滝〜金山山頂

花乱の滝からは一気に山頂を目指します!

しばらく車道を道なりにトコトコ歩いていくと、ちょっと開けた場所に出て、ここからが登山口です。

実際に山に入ってみて思ったことは、これまで僕が経験した山と比べて、案内板が極端に少ないです。

一人分だけ足跡が付いていて、本当にこれに助けられました。

登り始めてから30分くらいは細い道が続きます。

とにかく初見の道なので楽しい!

この橋がブヨンブヨンで怖かった(^_^;)

 

あと、今回の花乱の滝〜金山山頂ルートは沢渡りが非常に多いです。

沢といっても足が浸かるほどの深さはないですが、用心しなければツルッと滑って転倒してしまいます。たぶん20〜30回くらいは沢を横断しました。

基本はトレッキングシューズに雪がまとわり付くくらいの雪道。

一旦、軽アイゼンを装備してみましたが、逆に歩きにくかったので外しました。(これが後にアダになろうとは・・・)

途中、強風になり木に積もった新雪が吹雪状態になりました。こんな景色みたことないので、パシャり。

日が差すと気持ちがいいですね〜。

雪に沈み込んでいた精神が一気に前向きになります。

木に積もった新雪がモコモコ
新雪なので滑りはしない雪道

太陽が本当に有難い。

明るいと写真にもツヤが出ます。

これが今回のベストショット↑

ピンボケもなんのその!これはこれでアジですわ。

天然のカモフラ柄に煌めき立ちつつ。

花乱の滝〜金山山頂ルートは9合目からが厳しい!

ここまでは「知らない山でもトコトコ歩いてれば、いつかは着くでしょ!」ってレベルの道でした。

沢渡りはあるものの、そんなにストレスがかかることもなく、道にも迷わずやって来れました。

しかし!!!

花乱の滝〜金山山頂ルートは9合目からが山の本気モード!!!

こういう急勾配って写真ではまっっったく伝わらないのが悔しい!!!

9合目から山頂までで40分程を要し、何度も行き詰まっては戻ってルートを取り直し、また行き詰まり・・・の繰り返しでした。

命取りとなったのは、この直前までは比較的緩やかなルートが続いていたため、アイゼンの装備をしていなかったこと。

そして、気づけば、途中でアイゼンを装備しようにもザックを置けば転がり落ちるくらいの急勾配に入っていたこと。

さらには直前まで暑かったのでグローブもザックの中・・・。

急勾配で滑りまくるので何度も手をつく内に、指先の感覚なんかとっくにない。

山肌がさらけ出された9合目は風が直接あたり体感温度は氷点下10度くらいか。

 

『これはマジでやばいぞ・・・』

 

すぐそこに見える9.5合目が、遥か遠くに感じるくらい同じ場所に留まっていました。

このままでは凍傷の危険もあるため、とにかく急いで尾根を目指す!!!

形振りなんか構ってられない!マジで急がないと手がなくなる!!!

この時はそんなことしか頭にありませんでした。

 

これを伝えることができる画像も映像もないことが本当に惜しいのですが、「山の天気は変わり易い」という定番中の定番の言葉を思い知りました。

“さっきまでは”という言葉は通用しないんです。

いつ何時、状況が悪化しようとも対応できる準備をしていることが大切。

今回の場合で言えば、最初に急勾配に気づいた段階でアイゼンを装備し、グローブを腰元にでも引っ掛けておくべきでした。はい。

これからまだまだトレッキングを続けていきますので、良い経験になりました。

はじめての金山登頂!!

なんやかんやとジタバタしながらも山頂へ到着。

山頂せまっ!!!

ほんで景色わるっ!!!

 

まぁ、楽に来れてたらこれでも全然楽しめたんでしょうが、この苦労が報われない!!!と感じるほど、金山の山頂には なーんにもありませんでした。。。

しかもサニーで買ったカップラーメンに箸が付いてないし!!!わかるやろ!!!

 

山頂に来てよかったことと言えば、この一枚を撮れたことくらいじゃないんでしょうか(笑)

雪山な金山は帰りはズッコケポイント満載![復路編]

風が直当たりする山頂を早く降りたくてしょうがなくなり、おにぎりを胃に詰め込むとさっさと下山開始しました。

ルートは予定通り「坊主が滝」ルート。

こっちの道は、最初と最後が急です。

降りは雪のせいで足を取られて、アイゼンをしていてもズッコケポイントが満載です。

 

中盤に差し掛かると道も緩やかになり、あとは景色の変わらない道を淡々と降ります(笑)

雪山は最初は雪が目に新しいですが、下山ルートに入るともう慣れちゃって、雪なんて当たり前になりますね。さっさと降りたくてしょうがない。

途中、こんな「魔女の素」みたいなやつ見つけました。

本当に数は少ないんですが、たまーに標識出てきます。

んん???

争うな争うなwww

 

↓昔の地滑りの痕でしょうか?ものすご不思議な光景。

地面の地が露出した所に帰ってくると、ものすごい安心感。

最後は湧水千石の郷でゆっくり浸かって終了

最後は行く予定のなかった「千石の郷」が目の前に突然現れたので、往年の”せっかく来たんだから”で入浴して来ました。

冷え切った身体をぬくめなおしてくれました。

立ち寄り湯650円くらいだったかな?

しかし、着替えを持って来てなかったので、せっかく風呂で暖かくなった身体に、冷たくなったTシャツを着る時の切なさったら・・・。

今回の金山トレッキングを振り返って

今回の金山は背振山系にチャレンジしたく探していたところ情報に出会いました。

2月12日当日の朝、こんな大雪になるとは想像もしていなかったにも関わらず、計画していたので単独行しました。

『やめておけばよかった』とまではいかないにしろ、はじめての山で、さらには経験史上最も雪深い状態での決行。

事前の準備がどれほど大切なものなのかを思い知らされたトレッキング経験となりました。

難しいルートを制覇したときの達成感は何にも変えられないものですが、それも安全第一で言えること。

極端に言えば、生きて帰ってこれ無ければなんの意味もありません。

これからも安全登山を続けていきます!(^ ^)

 

前回のトレッキングログはこちら↓

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