ひっさびさの海外旅に緊張しつつ…ドキドキが止まりません…!
前回、バンコク〜ネパールへの旅をしたのが2011年。
早くも丸7年が経過してしまったことになる。
筆者は、20代の時にバックパッカーとして世界中を旅したのだが、東南アジアを中心に世界一周を目指したが、7ヶ月目を終えた頃に旅資金が尽き、泣く泣く帰国した経験がある。
『いつか、旅を諦めなくても良いくらいの資金を作って必ず帰ってきてやる!!!』
帰りの機内で、そう固い決意をしたのを今でも鮮明に覚えている。
そこからは、世界を旅しながらも潤沢に資金を回すことができるビジネスに打ち込んだ。所謂「ネットビジネス」というものだが、自分がそのことを学び、実際に収益化させるまでにネットビジネス業界も大きく変化していったので、今ではアフィリエイト又はブログ飯という形になっている。
この空白の7年間。
ひたすらにウェブと向き合ってきたわけではなく、様々な「海外で仕事ができる方法」を実践・検証してきた。
ここでは簡単に、そのいくつかを箇条書きで紹介したい。
実践した海外でできる仕事リスト
- アジアなどで飲食店を出店&展開
- 沖縄でダイビングインストラクターの資格を取得し海外移住
- 不動産業に従事し、海外事業展開 又は潤沢な資金を調達
- ウェブ収益を安定化させ旅を再開させる
勘の良い方であれば、もうお判りだろうが、結果的に4番の計画がいち早く成功した。
約3年間、ひたすらパソコンと向き合い、「本当にこれで合っているのか?この道が自分の理想に繋がっているのか?」確信と疑心が交錯する毎日を過ごしながら、ようやく漕ぎ着けたなけなしのウェブ収益。
現状、なんとか今のまま維持できれば、現実的に海外での生活もしていけそうな状況だ。
しかし、ここで大問題。
それは、血気盛んだった20代の頃と比べ、7年もの海外ブランクを抱えた30代のおじさんは、自分でも全く気が付かない程に、ハートが弱くなっていたことである。
不安に押し潰されそうになる30代旅人の心境
20代当時、自分は世界中のどこにでも行ける!と、そう信じていた。
いや、この言葉の通り、人は思い立てば世界中のどこにでも行くことができる時代になった。しかし、当時と何が変わったのかというと、それは、冒険心の衰えであると感じる。
当時は、新しいことをなんでも知りたかったし、自分にとって新しいことが少なくなってきた日本国内での生活につまらなさを感じていた。
世界では、まだまだ見たこともない出来事が毎日繰り広げられていて、自分はその蚊帳の外。そんな人生、何が楽しいんだ…!って、そう感じていた。
今、30代になって、冒険心の衰えは結果的に「守りの精神」を生んでしまっていると強く思う。
ほんの少しだけど、日本で作り上げたものがある。それを失いたくはないという心であったり、その作り上げたものをさらに研ぎ澄ませていくためには日本国内に居た方がやりやすいという『思い込み』である。
その内向きのベクトルな心境が、外への冒険心を削ってしまっている。
内にウチに思考が巡ってしまうことで、新しい旅による大きなストレスに打ち勝てず、不安に押し潰されそうになっているのである。
漠然として過ぎて何が不安なのかわからない30代
一体全体、何に怯えているのか??
どんな不安があるのか??
おもしろいことに書き出してみると、不安なんてそんなにないことに気付く。
試しに今回のチェンマイ旅で不安に思っていることをリストアップしてみよう。
2018年9月のチェンマイ旅の不安
- ドンムアン空港からチェンマイ行き国内線乗り換えが不安
- チェンマイ空港からホテルまでの行き方がわからない
- どんなホテルに泊まるのかわからない
- 食べたいものを注文できるのだろうか
- 行っている間に観たいものをピックアップできるのか
- 旅の間中、一人なのか?出会いはあるのか?
自分でも悲しくなるくらいの「漠然とした不安」である。
まず交通機関の使い方がわからないのであれば調べれば済むことだし、食べたいものを注文できるのかなんて、食べたいものがなんなのかもわかっていない内に悩むことではない。
この思考が年齢による衰えなのかは知らないけれど、なんとも情けない。
根拠のない自信に溢れていた20代
冒頭でもお話した通り、僕は20代の時に中断してしまった世界一周の再開を夢見て、ここまでやってきた。
その時間の経過とともに、目標や理想はもちろん変わるだろうが、このチェンマイ旅でその片鱗でも思い出せたらいいな、と考えている。
当時のパワフルさはもう戻らないとしても、海外の人を触れ合う面白さ、30代だからこそ味わえる贅沢な時間。
そういったものを実践してみよう!
つづく