法華院温泉山荘を利用してきましたので、その使い勝手や料金体系などをレビューします。
法華院温泉山荘の料金や歴史
坊がつるの北西稜に位置する山荘は、鎌倉時代を開基とする九重山法華院白水寺として栄え、天台宗の一大霊場でした。
明治の世になり信仰の山から登山の山へと変化する中、山宿を始めたのが、1882年です。
坊がつる讃歌やミヤマキリシマで多くの登山者に親しまれ、また九重連山の中心としても四季を通じて賑わいをみせています。
九州最高所の温泉に浸り、星を眺め、五感をリフレッシュさせて鋭気を養うパワースポットとしてご利用下さい。ー 法華院温泉山荘公式より
法華院温泉山荘の利用料金
法華院温泉山荘では、宿泊プランが数種類あり、そこに食事を付けるかどうかでまた料金が変化します。
法華院温泉山荘の利用料金 | |||
1泊2食付 (寝具付) | 特別室 (4部屋) | 一般 小学生以下 | 10,000円 7,500円 |
個 室 (22部屋) | 一般 小学生以下 | 9,500円 7,000円 | |
大部屋 (120畳敷) | 一般 小学生以下 | 9,000円 6,500円 | |
素 泊 (寝具付) | 一般 小学生以下 | 6,000円 4,500円 | |
ログハウス (毛布・マット付)) | 丸太小屋 (4棟) | 6~8人用 | 20,000円 |
バンガローA型 (マット付) | (2棟) | 6~8人用 | 15,000円 |
バンガローB型 (マット付) | (4棟) | 6~8人用 | 11,000円 |
バンガローC型 (マット付) | (4棟) | 3~4人用 | 10,000円 |
登山弁当 (当日予約) | 1個 | 700円 | |
入浴料 | 1人1回 | 500円 | |
マ キ | 1束 | 500円 | |
毛 布 | 1枚 | 300円 | |
入村料 (テント持参者のみ) | 1人1日 | 300円 | |
ログハウス暖房料 | 1日 | 2,000円 |
※テントを持参していれば、入村料300円で水道などは利用できるようです。入村料300円+入浴料500円の合計800円を支払って、ゆっくり…なんてのも良さそう。
通常の一泊2食付きプランが、個室/一般で9,500円(1名)なのに対して、バンガロー一棟貸しの場合は、一棟(バンガローB型)11,000円だったので、3名だとこちらの方が安上がり!
食事や入浴料は含まれていないので、食事を付ける場合は2食1名3,000円、入浴料は一人につき500円かかりますので、バランスを見ながらプランを考えていくといいです。
料金について、高い安いは各個人の考え方があると思いますが、この山間地で水が使えたり、温かい食事を用意してくれたりということを考えると、まぁ妥当かなと感じました。
ちなみにバンガローB型にしたのは、電話で問い合わせたところ、『C型はかなり古くて山荘から離れていますが大丈夫ですか!!?』と、念押しされたので、1,000円くらいなら…とランクアップした感じです。※C型はコンセントもないらしい
法華院温泉山荘の施設
施設内はどこもお客さんがいらっしゃいましたから、あまりバシバシ写真を撮るのもマナー違反だな…と思いまして、ほぼ写真撮ってません。
法華院のご飯を食べる人は、大広間のような食堂があり、その中でみんなワイワイ食事していました。(ちょっと羨ましかったw)
僕らはこの日は屋久島の予行練習ということで、ドライフードで乗り切るプランでしたから、法華院の食事は頼まず、フリースペースのテーブルと椅子が自由に使える場所で食事をとりました。
個室/大部屋/バンガローA・B・C/テント場の4種類の宿泊方法がありますが、なんかどれも良さそうな感じでした。
僕らが泊まったのはバンガローB棟だったのですが、問題点といえば4月末にも関わらず、めちゃくちゃ寒かったこと!深夜〜朝方は0度近くまで下がっていましたが、灯油がちょびっとしか入っていませんで、耐え凌ぐ夜でした。
灯油の量もおそらくセーブされているのだろうと予想します。
法華院温泉山荘に宿泊してみた感想
今回、宿泊してみて感じたことは、泊まる前に思っていたイメージよりも断然いい!ということでした。
確かに、大した設備もない素の山小屋のような施設で、5千円〜1万円という金額は高く感じますが、法華院温泉山荘は歴史のある施設ですし、極地で運営されている施設ですから、それだけ人の手がかかっていると考えていいでしょう。
サービスに対して支払うお金と、それとは全く無関係の「お気持ち」というお布施のような感覚も近いかもしれません。
施設内はとても清潔に保たれていますし、缶ビールも500mlで400円なら、まぁ納得!な金額ではないでしょうか。
そのあたりの相場から考えると、バンガロー1棟貸しで11,000円も妥当なのでしょうね。
バンガローB棟+温泉利用料500円×3名分で、合計12,500円でした。
編集後記:4月28日 法華院温泉山荘
今回は初めての一泊で、法華院温泉山荘を利用させて頂きました。
B棟バンガロー貸切で、1泊11,000円。
川の字で4人程が横になれる程度の広さがあり、ストーブ・布団が付いていました。
今回は屋久島の予行練習で行ったので、サーマレストとシュラフで寝ましたが、布団を使う前提であれば荷物も減らせて良いでしょう。
料金に関しては、1棟借りで11,000円なので、3名で一人あたり3,600円程度。プラス温泉利用料が500円。
夕食と朝食を付けるのならプラス3,000円だそうです(今回は全ドライフードでした)
少し高い気もしますが、山中という環境で管理されていることを考えると妥当かも。
トイレなども綺麗に管理してありますから、女性でも安心して利用できます。
到着後は、お酒の自販機を見つけたので、さっそく乾杯!酎ハイが300円(500ml)ビールが400円(500ml)
利用者が持ち込みのフードでも利用できるように大きなテーブルが数台置いてあるスペースもあります。
山荘からのご飯をいただく場合は、食堂を利用するようです。
期待した夜空の星は、ほぼ満月だったため見えませんでした(笑)
新月の日を狙っていくと良いかもしれませんね!
敷地内にはテン場とバンガロー(A,B,C棟)、山荘本館(特別室/個室/大部屋)があります。テン場の料金はどうなってるんだろ?無料かな?
少し離れたところに大きな発電機があったので、敷地内の電力は全てコレでまかなっているようです。
それから、ブーツ洗い場があったり、敷地内の蛇口から出る水は全て飲み水として利用できたり、さすがありがたい仕様です。※水も問題なく美味しかったです
夜は街灯もなく真っ暗になりますから、移動はヘッドライトを使って、晩御飯を食べたら早々に眠くなります。
さっさと温泉(利用は21:30まで/21時以降は追加料金300円かかるため早めが吉)に浸かって、温もった身体のままシュラフにインしました。
が、早朝3時くらいになると、めちゃくちゃ寒かった!!底冷えするんです。
メンバー3名の装備
モンベルのエアマット+モンベルのシュラフ(リミット-2度)
モンベルのサーマレスト+ナンガのシュラフ(リミット-1度)
キャプテンスタッグの安物マット+ナンガのシュラフ(リミット-3度)
この3名でしたが、全員がガクブル!
特に、女性は「寒くてねれなかった!」と言ってました。ちなみに朝5時の小屋内の気温は3度だったのですが…。
屋久島での対策を考えなくては…。※オススメの対策法あったら教えてください。