屋久島

【登山体験記】屋久島縦走ルート1日目|淀川登山口スタート

遂に念願だった「屋久島トレッキング」を敢行!

2〜3ヶ月間の準備期間があったので、もうドキドキワクワクが止まらなかったれむ(‎@toko2lab)です。

屋久島は、上陸前から独特な空気に包まれていて、これまでに行った島とはどこか違う雰囲気。

このページでは、屋久島トレッキング初日の模様や、今回挑戦したルートなどをまとめています。

屋久島トレッキング

すでにご存知の方も多いと思いますが、屋久島は『ひと月に35日間雨が降る』と言われるくらい降雨が多い島。

上空から見ると”まん丸”型のこの島は、島内の木々や動物の固有種が多いことなどで、1993年12月11日に白神山地とともに日本で初めて世界自然遺産に登録・認定された島です。

世界中から観光客やトレッキング渡航者が多い屋久島に、人生で一度は行ってみたい!と恋い焦がれていました。

屋久島 2泊3日縦走ルート

屋久島縦走の計画を練るにあたり、mont-bell(モンベル)福岡店にて2018年2月に開催された屋久島セミナーに参加。

そこで様々な屋久島の魅力的スポットの情報を仕入れ、結局、2泊3日(+予備日1日)の欲張りルートをチョイスすることに。

【1日目】屋久島 縦走ルート(全2泊3日)
ログ地点ログ所要時間通算時間
鹿児島港10:20発
安房港13:05着165min

安房港前バス停
(紀元杉行き)

13:31発
紀元杉前バス停16:35着64min
淀川登山口15:2045min45min
淀川小屋16:2565min110min

紀元杉前からの活動時間は、約1時間50分。 

安房港から紀元杉までのバスは一日に一本しかないらしく、これを逃すと大変!!って思ってたけど、フェリーにしっかり合わせて運行してる(そりゃそうだ)
道のりは1時間くらいだけど、屋久島の急勾配にバスが悲鳴を上げていた。
※バス料金は940円

紀元杉前バス停からは、歩いて5分以内で紀元杉まで行けるのでぜひ見物していこう!ただし、目指すべき方向とは逆方向。紀元杉前には水場がある。

そこから、舗装された林道を進むこと1時間弱で、淀川登山口に到着。
ここで登山届けなどを出す。小屋におっちゃんが居て、協力金2,000円(山中泊の場合/日帰りは1,000円)を納入する。※屋久杉で作られた御守りをくれる。

直近の山の状況や、登山客の数、それから山小屋の空き状況なども教えてくれるのでありがたい。それから、記念撮影もしてくれる(笑)

淀川登山口から、淀川小屋までを目指すが、この道のりは比較的平坦で楽。
所要時間も1時間程度なので初日にはちょうどいい。

屋久島縦走【一日目】レビュー!

それでは、さっそく屋久島縦走コースの一日目をレビューしていきます。

と言っても、基本的には上述したルート通りにただ歩くのみ。

鹿児島中央駅からトッピー乗り場まで

https://twitter.com/toko2lab/status/996905278363680773

鹿児島中央駅から、トッピー乗り場まではタクシーで1200円くらい。ここはサクッと乗っちゃいたい。

https://twitter.com/toko2lab/status/996918335848763392

トッピー乗り場に着いたら、まずは腹ごしらえで謎ラーメンを食べました。初日に歩くのなら、ここが最後のまともなメシ。

さぁ本番!屋久島安房港に到着

屋久島の安房港着の高速船は、種子島経由便なので、3時間近くかかる。

でも、その船中でもこれから屋久島トレッキングに挑戦する人たちがたくさん居て、名古屋から来たという昔のお姉さんがたに飴玉をもらった。
お互いにルートを教え合い、『そしたら明日はまた会えるかもしれないね〜!!』と、お互いの検討を称え合う。

安房港に着いてからは、それぞれの道に別れる。

僕らはバスで紀元杉まで向かうので、バス待ち。
時間には意外と余裕があり、30分くらい待ちぼうけ。港から見える屋久島の山々は、これまで見たことがないタイプの形をしている。
だいたい、普通の島なら海沿いである港から、あんなに小高い山脈が見えることはないので、その島の形状に“違和感”を感じたりする。

淀川登山口の最寄り「紀元杉」まではバスで

僕らが計画したルートは、淀川登山口スタートなので、そこまで移動する必要がある。調べたところ、距離にして30km近くあり、タクシーだと6,000円程かかるらしいので、バスが便利。

しばらく待っていれば、「紀元杉行き」のバスがやってくる。
もちろん、島時間で10分ほど遅れて到着。

このバスに乗る人たちの半分くらいは、山中泊でほとんど同じルートで行く人たち。
だいたいはザックの大きさや装備でわかっちゃう。※途中、ヤクスギランドに寄るバスなので、ここで下車する人たちも。

ひたすら坂道を登って行くバス。

バスのエンジンが悲鳴をあげる。このルートのバスは一日一本らしいが、こんな道のりを日に何回も行かせてたら、バスはすぐにスクラップ。
クーラーは効いているものの、エンジンが高回転して車内が暑い。

でも、そんなのどうでもいいくらいに、車中から見える景色に感動。
…と同時に、明らかに険しそうな山々に「こんな山に入って大丈夫か!!?」と不安も。

紀元杉到着→淀川登山口へ

島に入って初めて見る屋久杉「紀元杉」の大きさに感動!
こんなに立派なのか!!!

無造作に飛び出した年輪丸出しの根が凄すぎる。

 

ここから淀川登山口までは、舗装された40分くらいの道のり。
なんだかどこを切り取っても画になる屋久島に感動。

明らかにこれまで登って来たどんな山とも違う。
なんだか新鮮で神聖な空気を感じる。

一枚一枚の写真がフォトジェニック過ぎる。

一眼レフを買おうか迷って、結局買わなかったんだけど、『なんで買わなかったんだ!!』と早くも後悔。。。

淀川登山口に到着!思わぬ出費があった

道なりに進めば淀川登山口。

ここの小屋には一人のおいちゃんが居て、島の登山状況などを教えてくれる。
(この日の2日後には高校登山部の大会が開催される予定だったとか。日取りが被らなくてよかった)

『山小屋ではネズミに気を付けて!』

とか

『ここからのコースだと明日がキツいけど頑張ってね〜!ホントにキツいよ!!』

とか。

いろんなアドバイスを貰いながら、やっぱりこの屋久島一周縦走コースに挑んでいる人も少なくはないことを知る。

その後、『協力金をお願いしとります〜。よろしくお願いします〜』ってなもんで、2,000円の協力金を支払いました。(しっかり領収証もいただきましたw)

協力金は保全にもなりますので、文句はありません。が、現金持ってなかったらどうしたんだろ(笑)ってちょっと思いました。

山岳部環境保全協力金とは?

世界自然遺産として評価された屋久島の美しい自然環境と清らかな水環境を人類共通の財産として末永く受け継ぎ、登山者の皆様に安心で安全な自然体験を提供するための協力金です。

基本額
(日帰り入山の場合)
山中で宿泊予定の入山の場合
1,000円2,000円

納入場所

  • (公社)屋久島観光協会
  • 事務局(屋久島空港前)
  • 宮之浦案内所(屋久島環境文化センター前)
  • 安房案内所(エコタウンあわほ内)
  • 屋久杉自然館前駐車場バス停
  • 淀川登山口
  • 白谷雲水峡

※どこのガイドブックにも書いていなかったので掲載しておきます。

協力金を納めた記念?なのか、御守りになる屋久杉製のプレートをいただきました。

コレ、ひとつひとつ木目が違って、自分にとって”ピン”とくるものがあるんです。不思議。

おいちゃんに出発前の記念撮影をしてもらって…

いざ、出発!!!

淀川登山口からいよいよトレッキング開始!

山に入ると、緩やかだけどずっと登りが続く。
そして、足場に常に木の根が張り巡らされていることに気づく。

明らかにこれまで登って来た山とは生き物の数が違うことがすぐにわかる。

登山道(ルート)自体は、すごくわかりやすくなっていて、基本的には一本道。

↑時折見える”向こう側”の山肌が、やっぱり屋久島感がある。

なんだあの枯れ木は。

マクロで寄ると草木の生命の強さ、そしてその数に驚かされる。

なんだか見慣れないツルツルの木。
この木の名前はなんて言うんだろう。(サルスベリか?)
屋久島全体に群生していた。

淀川小屋到着!

淀川小屋に着いてすぐ『あれ?思ってたより綺麗じゃん』って思ったんですが、その期待は中を見てすぐに裏切られました(笑)

他の登山客の方々もいらっしゃったので、あまりパシャパシャ写真を撮るわけにもいかず、一枚だけ。

この上下2スペースの2段ベッドスタイルな小屋内。
小屋を利用する方は、全部で8名だったので、比較的ゆったりと利用することができたが、それでも中腰ほどしかない屋根と、荷物整理するスペースの少なさにストレスはある。(荷物整理に関しては”慣れ”の部分が大きい)

他の登山客の方と一緒に利用するということが初めてだったトコトコチームは、ちょっとビクビクしながらも、とにかくご飯の準備。

淀川小屋の外のスペースには、テント場がある。
テント持って来た方が絶対ゆっくりできることは間違いない。

今日は暗くなる前に、ここで夕飯を摂ることにした。

近くに水場(綺麗な川)があって、水には困らないことも魅力。

淀川小屋横の、明日スタートするルートにある橋。
ここから眺める屋久島の川が清らかすぎてたまんなかった。

ご飯食べながら、トコトコチームのKenjiが『あそこの川見た?めちゃくちゃ綺麗よ。明日出発するときは暗くて見えんから、写真撮っといたがいいんじゃない?』って。

ナイス!!!

本当に、「透き通った水」とはこのことぞ。

山の夜は早い!暗くなる前に就寝。

夕飯(全ドライフード)を食べて、さぁ、なんしよう???

って、やることもないので、明日のルートと出発時間だけ決めて、もう、すぐに寝ることに。

暗くなったらマジで何にも見えなくなっちゃうから、その前にマット・シュラフで寝床を確保して。

『じゃあ、おやすみ〜〜〜』

たしか、19時くらいには就寝したんだけど、明日の出発予定時刻は早朝4時。
普通に9時間も寝れる計算(笑)

まぁ、でも、本当にやることないので。

この日の夜中。

あんな恐ろしい目に遭うとは…この時まだトコトコメンバーは知らないのであった…。

【体験記】day2.1.1:屋久島縦走トレッキング|黒味岳登頂!この記事は、一日目からの続きです。 過去記事はこちらからどうぞ。 https://toko-lab.com/yakushima-...
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