トコトコ研究所管理人のれむ(@toko2lab)です!
屋久島2泊3日縦走で様々なギアを買い足したのですが、その中でも異彩を放っていた商品が、SAWYER MINI(ソーヤーミニ)浄水器です。
このページでは、SAWYER MINI(ソーヤーミニ)浄水器の実力や、僕が実際に使ってみた感想などをまとめますので、購入前の参考になれば幸いです。
SAWYER MINI(ソーヤーミニ)とは
まずは、SAWYER MINI(ソーヤーミニ)の概要をまとめます。
水生微生物・病原体 | 米国環境保護局の基準値 | ソーヤーフィルターの除去率 | 基準を上回るかどうか |
バクテリア (コレラ菌、ポツリヌス菌、チフス菌、アメーバ赤痢菌、大腸菌、大腸菌群、レンサ球菌、サルモネラ菌) | 99.9999%(6 log) | 99.9999%(7 log) | YES |
微生物 (ジアルジア、クリプトス、ポリジウム、サイクロスポラ) | 99.9%(3 log) | 99.9999%(6 log) | YES |
※ソーヤーミニ正規代理店公式ページより |
※水にとけているカルシウム、マグネシウム、重金属等を含む溶解固形分、放射性物質、細菌より細かい微細なウィルスは除去できません。
■内容・付属品
PointONEミニフィルター×1
0.5LパウチX1
ストロー×1
洗浄用注射器(針なし)、日本語説明書兼保証書
■サイズ・重量
PointONEミニフィルター:約55g、全長13.5cm
最大部分の直径約3.5cm
0.5Lパウチ:約19g、約22.5×12.5cm(キャップ部分を除く)
■フィルター素材:Hollow Fiber
■フィルター孔サイズ:0.1ミクロン
■ろ過能力:38万リットル
【原産国】アメリカ
まず、特筆すべきは、そのソーヤーミニ本体のコンパクトさでしょう!
手の平サイズで、重量もわずか約55gしかないのに、世界トップクラスの浄水力があるんですから驚きです!
SAWYER MINI(ソーヤーミニ)の使い方
SAWYER MINI(ソーヤーミニ)には、大きく5つの使い方があります。
どれも付属品を使うことで場面によって、使い分けができるので便利!
1. 容器などの水をストローで直接飲む
付属のストローとソーヤーミニを連結させて、あとは、容器に入れた水を直接飲めます。
泥水も綺麗に浄水してくれるので、どこの水でも飲めちゃう!
なかなか綺麗な水の確保が難しい登山中や、災害時には大活躍してくれます!
2. 付属のパウチに接続して飲む!
付属のパウチにセットしておけば、いつでも携帯して綺麗な水を飲むことができます!
3. ペットボトルにセットして飲む!
もちろん、市販のペットボトルの口のサイズにもバッチリ合うので、ペットボトルを水筒代わりにして使うこともできます!
僕はインドやタイなどの東南アジアに行くことも多いのですが、市販の水が身体に合わない地域もあるので、そういったケースでもソーヤーミニは活躍してくれます!
4. ハイドレーションにセットして使う
ソーヤーミニは、市販のハイドレーションにも合うように設計されています。
付属のストローとハイドレーションを接続し、飲み口側も簡単セットできるので、浄水する時間がない場面でも、サクッとハイドレーションに水を補給して先に進むことができます。
5. ソーヤーミニで浄水して容器に詰める
もちろん、ソーヤーミニで浄水した水を、自前の水筒などに詰めて持ち歩くこともできます。
この場合は、浄水時間も多少はかかるので、長い休憩中などを見計らって浄水を作っておくと良いでしょうね!
SAWYER MINI(ソーヤーミニ)のメンテナンス方法
使った後のメンテナンスも簡単で、フィルター交換も不要です!
↑付属の注射器に水を入れて、ソーヤーミニに注射するだけ!
ソーヤーの中に残った水も、注射器から空気だけを送り込めばしっかりと抜けてくれます。
※正規代理店では、注射器に入れる洗浄用の水もソーヤーミニで浄水した水を推奨しています。が、僕は家の水道水だったらそのままやっちゃいますが^^;
フィルターの清掃の際はできるだけソーヤーでつくった浄水を入れるようにして下さい(水道水は薬品等でフィルターに悪影響を及ぼす可能性があります)
参考:ソーヤーミニ正規代理店ページより
SAWYER MINI(ソーヤーミニ)を使ってみた感想
SAWYER MINI(ソーヤーミニ)は、とにかく軽くて持ち運び便利!
重さも55gしかないので、ザックの中に入れてて全く気になりません。
山水は、動物たちの糞尿を介して来ますから、バクテリアなどの微生物や病原菌はどうしても心配になります。
調理で沸騰させるならまだしも、飲み水として生水を直接摂取する場合には、特に気をつけなければなりませんから、僕は常にソーヤーミニを入れています。
実際に使ってみて、ちょっと気になった点としては、とにかく付け替えが面倒。
一度、トレッキングを開始した後に、ハイドレーションから取り外して→ペットボトルに。とか、パウチで調理用浄水を作るなどの作業がなかなか面倒です。
ハイドレーションに接続してスタートしたら、まとまった食事休憩まではそのままセットしっぱなし。というのが現実的でしょう。
様々な使い方ができるのが特徴でもあるソーヤーミニですが、自分に合った使い方を見つけたら、それが定着するでしょう。
僕はハイドレーション直付けがイチ押しです!
が、ちょっと水の出が悪くはなるので、そこは慣れが必要かと。
SAWYER MINI(ソーヤーミニ)は買いか?
結局、SAWYER MINI(ソーヤーミニ)は買った方がいいの?というと、一度持つと「必需品」レベルです!
1日登山であれば、夏場でも3Lハイドレーションに満タン入れて行けば持ちますが、連泊登山では必須と言えます。
水分補給は何よりも大切ですから、安心して水を口にできることは大きいですし、何より、体調を崩してからでは遅いので、保険として持っておくと重宝しますよ!
しかも、ソーヤーミニのろ過能力は「38万リットル」持続しますから、一生モノです(笑)早く買っておけば、その分コスパもよくなりますよね。