初めてチェンマイの地に足を踏み入れ、土地勘も何もない僕は、ホテルへ荷物を下ろすとまずは近隣を散策してみることに。
後の調査で分かったことは、チェンマイ城壁外の東側は「ナイトバザール」と「ロイクロロード」が有名ということ。
ナイトバザールはチェンマイ最大のナイトマーケットのことで、週末開催の「サタデーマーケット」や「サンデーマーケット」とは違い、毎日開催されているマーケット。
チェンマイの中でもこんな雰囲気が味わえるのはこの場所のみで、僕のように最初にチェンマイに来たのならまず行っておきたいポイント。
もう一つのロイクロロードというのは、チェンマイの中でも有名な夜遊びポイント。
僕の場合は、恥ずかしながらこの場所に行った後で調べて『あ、そういう通りだったんだ…』って知りました(笑)
今回宿泊した「ドゥワンタワンホテル」を出て右側へ100mほど歩けばナイトバザールの通りへと繋がっています。
そして、左側へと足を向ければ、なんだか怪しい雰囲気の出店が並ぶストリートへ。

ほどなくして、ピンクや紫、レッドの刺激的な照明でピカピカしたストリートが目に飛び込んで来ます。そう、こちらが「ロイクロ通り」

なーんにも知らなかった僕は『ナンジャコリャ!』ってなもんで、ストリートへと足を踏み入れたのですが、通りを歩けば「アナタ〜、コッチ〜」やんややんやと手招き&客引きをしてくるチェンマイガールたち。ガンガン手を引いてくるこの客引きは日本だったら完全アウトなんだけど、タイ バンコクやフィリピンなどの東南アジアの繁華街だとごくごく自然の流れ。
周囲を見渡すと西洋人の男性が多い。そして、年齢も結構行ってる人が多いな…という印象。なーんにも知らない僕はとりあえずこの通りがなんなのか、奥まで歩いて調査してみる。

奥まで行くと、ボクシングリングらしきものが。
週末なんかはここでムエタイの試合でもやっているのかもしれない。
調査するもなにも、この通りに入ってすぐにわかる「飲屋街臭」
僕の顔を見てすぐに日本人だと気づき、ゴリゴリに客引きをしてくる様子を見ればわかる。そして、こう行った場所で日本人がひとりでぷらぷら目的もなく歩く危険性もよくわかる。
なぜなら、女の子たちの奥には店の責任者なりセキュリティなりに男が構えているのが見えるから。
とりあえずウロウロするのをやめて、出口に近い方の店で一杯飲んでみたくなった。(出口に近い方の店がいいのは、何か会った時にいつでも出られるようにw)
慣れてしまえば全然警戒するような通りではないのだけれど、チェンマイ初日ということもあって、全容が分からない内から気を緩めるのが怖かったんです。

この通りは「ビアバー」と呼ばれる女の子たちと一緒にビリヤードでもして遊ぶ店ばかり。
客引きしてきたひとつの店にシステムを聞くと「飲んだ分だけ」というので気軽に入ってみることに。
メニューのドリンクに金額が書いてないものの、ボラれるのも嫌なので「How much?」と一応確認してみる。
シンハビールが100バーツ。スタンダードなレストランで80バーツくらいなので、こういう店にしては高くはないのでオーダー。
すると、一杯目に口を付ける前から女の子たちが「私の分は??」とせっついてくる。
まぁ、そういうお店だしね…。と思いつつも、まだまだ様子見をしたいのでケチって「俺が2杯目を飲むときに付き合ってよ」と返しておいた。
ふと、隣のテーブルで飲んでいるおじさんが目に入った。
そのおじさん、日本人に見える。
僕の隣に座っている女の子に「あの人、日本人?」と聞いてみると『うん!そうよ!日本人!一緒に飲む?』というので、セッティングしてもらうと、そのおじさんは少々迷惑そうな感じで、タイ語で返してきた。
「いやいやw 日本人でしょ?」と僕が返すと『どうも、こんにちは〜。』と、日本語で返してくれた。かなりのベテランの様子。
「初めまして。れむと言います。どちらから来られたんですか?」と言う僕の問いに対して『パタヤだよ〜、セイって呼んでね〜』と。
そのおじさんは、タイの南部の町であるパタヤから旅行でチェンマイに来られたようで、ここロイクロ通りでもベテラン感溢れる佇まいでした。
セイさん聞けば、本名は「井上セイショウさん」
タイに住んで早10年以上とのことで、自宅があるパタヤを拠点にいろいろと旅行しているのだそう。
お仕事は何をされているのか結局わからなかったけれど、日本にはこんなおじさん居ないということは間違いない。
この日は一杯だけ飲んで、女の子たちとセイさんとビリヤードして、120バーツ(なんでやねんw)支払って帰りましたが、チェンマイのロイクロ通り、次回はかなり楽しめそうな場所でした。
女の子たちのドリンク代相場は150バーツくらいとのことなので安くはないけれど、バンコクのゴーゴーバーとかで遊ぶのを考えるとコスパはいいと思う!
気をつけたいのは、2回目に来た時の警戒度。一回来たからといって我が物顔で飲んでいると、足元見られてガッポリぼったくられることもある。(今回もほんのちょっとだけボラれてるしねw)
あと、チェンマイの飲み屋(ビアバーや普通のBar)にはビリヤード台が置いてあるところが多く、ビリヤードの経験がほぼない僕はカッコ悪い感じになりました…。
チェンマイで夜遊びする人はひと月くらい日本でビリヤードの練習しとくとモテそうですよ(笑)
笑ってますけど、マジです。
あと、モテると言えば「オニツカタイガー」です。タイではタイ国王が履いていたことで爆発的人気となっていますが、かなりの高級品なので偽物が出るくらい注目を集めてます。
タイで買った方が安いんじゃ?と思って、オニツカタイガー直営店に行ってみたんですが、4500Bとなかなかのお値段。調べてみると同モデルだと日本で買った方が安い。
だから、タイ人がわざわざ日本に来て並んで買うんですね。日本ではこのロゴはasicsとして知られていますが、元々asicsのデザイナーであったオニツカ氏がデザインしたロゴだそうで、asicsの後に独立開業でオニツカタイガーという流れ。
筆者も日本に帰国後に一足買ってみましたが、作りはさすがのasics。履きやすい!!
タイ国バンコク・チェンマイに渡る前に購入してみては?