トレッキングログ

はじめての四王寺滝の氷瀑(英彦山)トレッキングの難易度とルート

河原谷の大つらら(難所ヶ滝)で氷瀑を知ってから、すっかり虜になってしまったトコトコ研究所のれむ(@toko2lab)です(^ ^)

今季最後になるであろう氷瀑トレッキングをしてきました!

目指すは、九州の名峰「英彦山」にある『四王寺の滝』

この記事では、僕と同じようにはじめて四王寺の滝にチャレンジする方のために、ルートや見所などをまとめています。

◆四王寺の滝トレッキングに必要な装備◆

軽アイゼンは安全確保のために必須です。他にも、体温を確保するためにインナーダウンやフリースなどのミッドレイヤーを充実させておくとベター!

四王寺の滝(@英彦山)の概要

四王寺の滝は、英彦山にあります。

その英彦山は標高1199mの山ですが、四王寺の滝があるのは標高944mの場所にあります。

厳冬時期は氷瀑になっており、難所ヶ滝と比較すると滝自体の背が高く、ダイナミックな絶景を楽しむことができます。

Yamap[2018.02.13] 東海童さんの投稿より

 

この時期は、ちょうど大寒波が到来したタイミングで上の写真はお見事そのものですね!

通常であれば奉幣殿から1時間程度の道のりですが、雪道となると+30分程度の合計90分を見ておくと良いでしょう。

四王寺の滝までのルートとログ

四王寺の滝までのルートは奉幣殿から一本道を進んだ後、左に分岐する「四王寺の滝入口」から急勾配を上がっていきます。

ルートの注意点は2つ。

  1. 奉幣殿から鳥居をくぐった後すぐに右側のルートに入る
  2. 四王寺の滝入口看板がなかなか気づきにくいが左手にある

ルート難易度的にはそれほど難しくはないんですが、なんせ雪道。用心は必要です。

[2018.02.18] 英彦山|四王寺の滝トレッキングのログ
ログ地点ログ所要時間
別所駐車場 出発10:00
奉幣殿10:2020min
四王寺の滝入口(分岐)11:0545min
四王寺の滝 氷瀑11:4035min
分岐まで下山開始12:00写真撮影 20min
四王寺の滝入口(分岐)12:5050min *1
鬼杉13:4050min
下山開始14:15昼休憩 35min
奉幣殿16:20115min

*1 下りでルートを外れてしまい迷ってしまった

合計所要時間は380分(6時間20分)でした。

休憩や観光の1時間を抜いても5時間ちょっとかかっているので、かなりゆったり+用心して登りました。だって地面ツルツルなんだもん(^_^;)

[2018.02.18] 英彦山|四王寺の滝 登山 詳細情報
天気曇り
活動距離8.2km
消費カロリー2852kcal
山の情報英彦山
高低差360m
累計標高 登り/降り741m/730m

 

四王寺の滝トレッキング レビュー!

別所駐車場からはトコトコいつものように鳥居まで向かいます。

この日は人出も少ないようで駐車場もスカスカでした。

地獄の階段を終えると奉幣殿に出ます。

ルート上には雪がちょびっと残っていましたが、思っていたよりは少ない感じがしました。

氷瀑100%が2月13日。この日は2月18日。実はこの5日間の間にかなり気温が暖かくなってまして、雪解けが急速に進んでいたんです。

最初のうちは歩きやすいハイキング道なんですが、途中から道が完全に凍っちゃってました!

写真だとわかりづらいんですが、道がガチガチに凍ってます。ツルツルなんですよ。

下りは特によく滑る!

「これはいかん!」ってことでアイゼンを装着しました。

 

奉幣殿から40分くらい行くと、左手に分岐があり『四王寺の滝入口』の看板があります。

これがわかりづらくて一度通り過ぎました。

他にも何名かの登山家の方が素通りしていましたので、やっぱりわかりづらいんだと思います。知ってれば大きな看板なんですけどね(笑)

※これだけ言って、まさかの看板の写真撮り忘れました汗

四王寺滝入口からは一気に急勾配になります。

うちのチームは、一人アイゼンなしの子がいたので、そのペースに合わせて登って行きました。

この辺りから一気に雪深くなり、岩場が続きますので、注意が必要です。

この急勾配、体力的にキツいんですが、30分ほど登るとすぐに氷瀑が見えてきてテンション上がります!!

難所ヶ滝のときもそうだったんですが、最初に遠目で見る氷瀑って、存在感がハンパじゃないんですよね!

大自然の偉大なるパワー!!を感じます。

四王寺の滝 到着

冒頭でご紹介した100%氷瀑からは、やっぱり半分くらいになってしまっていました…。

でもでも!初見なのでかなり興奮しました!

福岡のもう一つの大きな氷瀑である難所ヶ滝と比較すると、かなり背が高いのが四王寺の滝。横広なら難所ヶ滝という感じ。

写真でこの迫力を伝えるのが難しい(^_^;)

ワイドレンズが本気で欲しいこの頃です。

氷瀑の前には2〜30分くらい滞在していたのですが、この間にもつららが崩れてくるシーンが何度かありました。

ザザザーっという音と共につららの一部が落ちてくるんですが、一部とは言え、その大きさが桁違い!

つららってただの氷です。重さは岩と変わらないんじゃないかな。

こんなの当たったらひとたまりもないです。。。

長居は危険と判断し、記念撮影だけ済ませてそそくさと分岐まで下山開始。

今回の休憩場所は鬼杉の麓

分岐へ戻った後は、鬼杉の麓の屋根付きテーブルを目指しました。みーんな腹ペコでツラかった(笑)

時間的には余裕があったので、そのまま山頂を目指そうかとも思いましたが、1名アイゼンを装備していないことと、完全防水グローブがないメンバーが数名いましたので断念。

この日の南岳はかなり危険を伴っていたそうです。

あそこは通常でも難所ですからね。

途中、はじめて見かけた「大南神社」で足を止め、せっかくなので中を覗いてみることに。

中は「人住んでんの!?」ってくらい物資が充実してて、暖房設備なんかもありました。詳しいことはわからないので、上がることは遠慮させていただきましたが、山の中にはこういう不思議な空間がたまにあります。

 

鬼杉さまの元へ着き次第、さっそく飯の支度。

Kenjiが新調したジェットボイル

ご飯はいつものコンビニカップラーメン+おにぎり。これにもそろそろ飽きてきたので、フリーズドライ食や、ちょっと凝ったメニューにも挑戦したい今日この頃。

氷瀑の四王寺滝まとめ

氷瀑時の四王寺滝に行くにはそれなりの装備を揃えておかなくてはなりません。

四王寺滝の必須装備

  1. 防水のトレッキングシューズ
  2. 軽アイゼン
  3. レインコート(ゴアテックスなど)
  4. ミドルレイヤー(フリースなど)
  5. ベースレイヤー(肌着)
  6. ストック(トレッキングポール)

ウェアなどは使い慣れたものでおまかせで大丈夫でしょう。

しかし、足回りの防水トレッキングシューズと、軽アイゼンは必須です!

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